Interview 03

会社の状況や成長に合わせて動けるチームを目指して

経理

F・K

会社の状況や成長に合わせて動けるチームを目指して

これまでのキャリア

会計士として監査法人に勤務していました。大学4年時に資格を取得し、社会人経験が何もないまま、監査法人というちょっと特殊な業界に入っていくのですが、そこから10年程勤めていました。

新卒で入った22、3歳の若造が、クライアント先に行くと、当然その担当者レベルではコミュニケーションを取りますが、案件によっては経理部長などの自分よりも目上の人たちともコミュニケーションをとれる機会があり、そこから多様な考え方を学ぶことができました。
しばらくはとにかく監査が楽しくて、本当に目の前の仕事をどんどんこなしていました。また、監査法人は、業種も会社の規模も違う様々な企業を担当するので、同じ会計でも会社によってだいぶ特色があるということを知ることができました。いろんな視野を持つ、視野を広げるという意味では非常に役に立った経験でした。

入社のきっかけ

視野を広げるという点では、監査法人はとても良い環境だったのですが、若干物足りなさも出てくるようになりました。いろんな情報を見ることができますが、特定の会社に深く入っていけるかというと、会社の内部にいる人と比べるとどうしても浅くなってしまう。広く浅くになりがちだなと、経験を積むにつれ、そう思うようになりました。
それでも、まだ新しい経験を積める機会はあったのでしばらく勤めていたのですが、やはりその深くに入り込めないというところがネックとなっていました。

リアルゲイトに転職をする2年ぐらい前、上場準備の会社の、監査のメイン担当になったことがきっかけだったのですが、規模がそこまでに大きくない会社だったので、社長や経営陣ともとても近い距離で携わることができました。いろいろ整理をしながら進んでいく会社の、経営陣の考えをとても近いところで聞けるようになり、こういった組織の中で働くことに魅力を感じるようになりました。
これまでの自分の経験も生かせそうですし、経営に近いところに携われそうだなということもあり、上場準備に向けている企業やベンチャー企業で転職先を探し始めました。そこで縁があり、リアルゲイトに入社することになりました。

現在の業務とミッション

一番は、経理処理や監査の対象となる事項等について、社内の体制を上場基準に引き上げるというところです。
それにあたって経理の業務でいくと、メンバーが締めてくれた数字をしっかりチェックしつつ、ミスをした箇所や手のかかる箇所のフロー改善等を行ったり、特殊な会計上の論点に対して、事前に会社としての処理の方針を作りながら、監査法人とも擦り合わせを行っていく、いかに早く先回りしながら、監査法人や外部調査に向けた適切な対応ができるような仕組みづくりを行っています。

成長中の企業なので、やはり事業成長最優先なところは当然あり、営業サイドの状況を見ながらフローや仕組みをどのようにバランスをとっていくかという難しさを最近感じています。
会社の成長を止めずに、それでも守らなきゃいけないところは守ってという絶妙なバランスを見つける作業をやり切ったときに、それが会社のためにもなるのだなと思っています。

仕事のやりがい・楽しさ

モチベーションは、少しでも会社が良い方向に行くのなら、という思いです。例えば、苦労しながら上場にあたって仕組みを整備していくことも、いま苦労していることって、ゆくゆくは絶対に必要になるところなので、そこでみんなが不幸にならない程度に負荷をかけながら進んでいけたら、すごく良い会社になるんじゃないかなと思っています。

会社の将来像ではないですが、成功する未来を思い描いて、そこに向かって今はがむしゃらに進んでいる感じです。越えなきゃいけない山はありますし、その山を越えたらまた山が出てくるかもしれないです。でも、それはそれで楽しみながら進んでいきたいと思っています。振り返ってみたら、いい経験だったなときっと思えるはずです。
逆にルーティン業務ばかりで、ただ日々を過ごすようになってしまうと、面白さがなくなってしまう気がしているので、今はそういうところでモチベーションを維持しています。

今後の目標

経理という職種上、当然守りの部分が大切だと思っています。ルールから逸脱しないようにとか、お金を扱っているので、支払いの金額を間違えないようにとか、そういった細かい部分を引き続きしっかり対応していくというのが大前提です。
その上で、会社の状況や成長に合わせて、臨機応変に動けること。チーム全員がそういう動きができる人になって欲しい、そういう部署にしていきたいと思っています。

経理は会社によっても異なりますし、その会社の状況によっても求められるものが違ってくると思っています。上場している大企業だったら、いわゆる統制を利かせることが求められると思いますし、一方で小規模の会社だったら、より事業部に寄り添って進めていかなくてはいけない。
現場はいま何が大変なんだろう?この辺りに若干無駄がありそうだから、ここを効率化して…と、全体のバランスを見ながらコミュニケーションとりながら進めていく必要があるので、そこを強化していきたいなと思っています。

どんな人と働きたいですか?

正確さや責任感を持って取り組めるか、経理の知識を持っているか、またそれをアップデートする意欲持っているか、という経理としての基本的なマインドは欲しいです。その上で、物事の全体像を把握し、会社全体をより良くしようとする志向を持った人。全体を見たときに、トータルのバランスでここが弱いからこう変えていこうとか、そういった提案やその元となる力が、リアルゲイトでは求められます。

あとは思いやりとコミュニケーション能力です。
事業部や他の部署を巻き込んで、積極的に自分から話しに行って、業務を進めることができる人。コミュニケーションの中から、他部署にある細かな課題や疑問を吸い上げ、それを改善してあげたいと思い、動ける人。その課題に対して、メンバーで処理できるなら処理してもらい、難しい場合は私に上げてもらうなど、チーム内でもそういった動き方ができる人は、とても心強いですね。

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