Interview 01

建設事業立ち上げを経験
頼られる部署にしていきたい

建設マネジメント

K・I

建設事業立ち上げを経験<br>頼られる部署にしていきたい

入社のきっかけ

前職はマンション管理会社に勤務していました。最初の2年間はマンションの大規模修繕工事の工事管理を担当し、その後の2年はマンション管理組合向けの工事営業を担当。建物を維持修繕し長期的に保存活用していくということ自体は、自分の人生の目的、仕事の意義に非常にマッチしていたのですが、変化の少ない業務をただただ繰り返す毎日に、面白みを感じなくなっていたところがありました。何千人という大きな会社だったので、体制等縦割りの仕組みは当然だと思うのですが、業務内容もルーティン化されてしまっていたことも要因の一つだったと思います。

また、維持修繕の仕事を行っていく中で、建物が長期的に保存・活用されているのは、建築的な側面よりも不動産としての価値(資産や事業的な側面)の要因が大きいのだな、と思うようにもなりました。その対象物件にリノベーション工事という投資を行うことで、不動産ビジネスが成立するかどうかという判断から、工事範囲や内容等が決まっていくからです。そこの仕組みをもっと広く知りたくなったというのが、転職を決めた一番の理由です。そしてリアルゲイトだったら、まだ規模も大きくない会社なので、やりたいと手を挙げれば、技術的なところも営業的なところもどちらも携われるのだろうな、という思いもあり、リアルゲイトに企画営業職として入社しました。

企画営業から建設マネジメントへのきっかけ

入社後3・4ヶ月の早い段階で、会社がゆくゆくは建設業の許可を取るつもりでいる、という話を小耳に挟んでいました。
自分は前職が建設関係だったこともあり、代表から冗談半分で「将来的には建設業もはじめるから任せたよ」「いや、僕、営業ですから」という会話もしていました。当初は無事に上場が済んだ後に許可を取ってやっていこう、という話だったのですが、2019年の夏、入社して1年ぐらいのタイミングで、この話がかなり具体的になっていきました。半年ぐらいの準備期間でチームが立ち上がり、2020年の2月、無事に建設業の許可を取得できました。
チームの立上げに伴い、保険・免許関係等、様々な事を勉強しながら知識を高め、社内ルールを整備していきました。振り返ると大変なことも多々ありましたが、このような新規事業を立ち上げる経験はなかなかできないだろうと思うので、いま経験できていることはとても貴重なことで、それを経験できたことを嬉しく思っています。

仕事のやりがい・楽しさ

リノベーションの内装工事そのものが好きなのですが、建物がガラッと生まれ変わる竣工の時は、最高に楽しいです。
完成するまではあれもこれもという状況で、楽しさというよりはやらなきゃいけないことに追われている日々ですが、やはり、完工したときの瞬間は本当にたまらない気持ちになります。
あとは、こんな工事やれるのか…と思いながら進めていて、出来たときの達成感です。どうパズルをひも解いていくか、という感覚ですね。リアルゲイトのどの職種でも、多分同じ感覚が少なからずあるのではないかなと思うのですが、法律と物理的な物とお金、この3点の事実整理と与件整理と、あとはそれをオーナーさんと社内の営業と設計にどう説明して、じゃあこの選択肢でいこうと、試行錯誤しながら進めていくところに面白みを感じています。それにイレギュラーなことがプラスされると、さらに燃えますね。

思い出の物件

恐らく、会社の中ではあまり注目されていない物件なのですが、『Sreed EBISU 2』という、リアルゲイトの案件の中ではわりと小さな物件があります。でも、やっていることは実はすごい、通常の案件よりだいぶ壮大なことをしている物件なんです。
リノベーション前は、地上からスロープで地下が駐車場になっていた物件だったのですが、収益化を図って、地下に行くそのスロープと駐車場を全部壊して、フラットな床と階段で行くオフィスにつくり変えました。普通はあの規模の物件ですと技術的にも工数的にもやりたくないと思うので、この内容の工事はかなり特殊だと思います。難しいことにもチャレンジしていく、リアルゲイトならではの仕事だったと思います。
また、工事の過程でコンクリートの塊を壊し続けていたら、こんなものを地中に埋め込んでいたんだ、というものが出てきたり。建物の竣工図面と形が全く違っていたり。前職でもここまでの内容の工事を経験したことはなかったので、色々な法律を調べ、区役所に行って確認したり、かなりスキルアップにもなりました。大変でしたが、こういう工夫する工事ってやっぱり面白いなと思います。今後リノベーションをやってく上で、良い経験になったと思います。

今後の目標

いまは事業部の中でもまだまだ小さいチームなので、社内でもっと頼られる、柱になれるチームにしていきたいです。
三つ目の事業の柱だと代表からも言われているので、しっかり事業としての柱になれるというのが、まず一つ目のステップだと思っています。
事業の柱になるには、やはり優秀な仲間が必要だと思っています。形式的に人数が増えてチーム化されていくのではなく、建設部の仲間として困難を乗り越え、一緒に達成感を味わえるチーム作りをしていきたいです。
そして、不動産事業と設計事業におんぶに抱っこ状態になるのではなく、しっかり建設事業として確立していき、事業を遂行し、会社のみんなから頼られる部署にしていきたいです。

どんな人と働きたいですか?

たくさんありますが、一番はリアルゲイトの社内を、広い視野を持って理解しようと思える人。かつ、会社としての目的をしっかり把握しようとできる人です。
もちろん部署としては専門的なことを求められるので、技術者として知識を身に付けていかなくてはいけないのですが、建設の部分だけではなく、営業も設計も気に掛けて理解したいという気持ちを持っていて欲しいです。
このリノベーション事業って何なのだろうと、自分ごととして理解しようとした上で、その中の一建設チームとして、業務を担っていって欲しいです。
建設マネジメントチームの人間として、工事をしっかり遂行し、建物の物理的な部分に対してスペシャリストでありながら、相反するのですが、ゼネラリスト的な視点も持っていてほしいと思います。

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