【代表岩本が語る 不動産再生のコツ】
シェアオフィスでのクレーム(ご意見)について
意外と大変!?シェアオフィス運営の裏側

Column

当社は都心部にて築古ビルを再生し、65棟を超えるシェアオフィスの企画運営を行っています。入居テナント数はオフィスを中心に1200件を超え、そのうち設立10年以内の会社が約6割を占め、区画の平均面積は20坪前後です。(表1)

シェアオフィスの運営において、日々入居者より様々な意見をいただきますが、特にコロナ禍ではこれまでに無い新しいルール設定が必要になり、働き方やオフィスの使い方も大きく変化しました。
今回は、この半年で多かった運営面でのクレーム内容についてお話ししたいと思います。(表2)

▲表1 リアルゲイト物件概要データ / 表2 シェアオフィス運営における主なクレーム内容
▲表1 リアルゲイト物件概要データ / 表2 シェアオフィス運営における主なクレーム内容

まず、最も多かったクレームがラウンジでのマナーについてです。マスク未着用、WEB会議の音、清掃頻度、Wi-Fiの速度などこれまでと働き方やマナーが変わったことで、個人差による考えの違いなどもあり、中々対応には苦慮しています。
注意書きや案内板が多すぎると、空間のデザイン性も損ないますので、適度なサイン計画とメールでの注意喚起、巡回の徹底を行い、対応をしています。今後もWEB会議などのワークスタイルは定着すると思われるので、新規の企画についてはWEB会議専用ブースを設置しています。

 

次に、居室間での騒音・空調の問題が多かったです。これは換気による影響での音漏れや空調の効率が落ちるなどの問題もあったかと思います。居室内においては、お互いの区画への配慮やWEB会議時の窓閉め、WEB会議ブースには吸音カーテンの設置など対策を行いました。

また最近では、喫煙に関するクレームも増えています。喫煙者が減ったことで、皆さん煙草の臭いに敏感になり、喫煙所からのにおい漏れや近隣住民からの視覚的な問題でのクレームを受けるようになりました。
喫煙所を設置する際は、簡易パーテーションの設置や、物件の立地によっては、最初から完全禁煙の物件を作るなど当社でも試行錯誤しています。

▲フォンブース等を導入したラウンジ(GROWTH BY IOQ)
▲フォンブース等を導入したラウンジ(GROWTH BY IOQ)

クレームの無い完璧な物件を作り出すのは難しいですが、日々いただく貴重な意見に真摯に向き合い、改善の日々となります。シェアオフィスの運営には見た目以上の苦労があるのも事実です。
今後も入居者が安全で快適に過ごせるオフィス環境の実現に努めてまいります。

築古中小規模ビルの有効利活用に関するご相談はお気軽にご連絡ください。

<お問い合わせ先>
株式会社リアルゲイト
住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷3-55-18
TEL:03-6804-3944
HP:realgate.jp/
オフィス検索サイトORDERMADE TOKYO:ordermade-tokyo.jp

岩本  裕
一級建築士

東京都市大学(旧武蔵工業大学)工学部建築学科卒業
大手ゼネコンでは、主にマンション工事の現場監督とアメフト選手として活動、 その後大手マンションデベロッパーと新興デベロッパーにて土地の仕入れから企画販売を一貫して経験。2009年8月、「the SOHO」の運営を機に当社設立。代表取締役就任、2021年7月サイバーエージェントグループに参画、現在に至る。
趣味:週3回以上のパワーリフティング(ベンチプレスは155㎏)、バスフィッシング

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