Before After
築35年、延床1000坪の1棟ビルを
ショップ兼オフィスの複合施設へフルリノベーション
原宿千駄ヶ谷エリアの約1000坪8階建て1棟ビルを複合施設へ刷新。新しいワークスタイルと新たなワークプレイスを提供するフラッグシップとなるべく「New Standard」をコンセプトに「ただ働く場所」ではないクリエーター向けシェアオフィスへ。
コロナ過のシェアオフィス企画
コロナ禍になり、当初のプランからコロナ禍でも対応できるシェアオフィスプランへ変更。
以前のプランは対面での席が中心で利用者想定も多かったが、スタートアップ企業や中小企業にとって、よりオフィスで働くことの意義や生産性が高まる場所の提供を目指した。
「New Standard Office」へ
コロナ対策のため、収容人数を約100名から約60名に減らし、配置家具の数も減らした。
ソーシャルディスタンスを保つために、距離にゆとりがあるワーキングデスクを採用、対面の座席配置を避けるようにレイアウト。
当初予定になかった、フォンブース、WEB会議用ブースを設置し、空気が循環するように再度設計を見直した。
ソフト面では、密にならないようにサーマルカメラ(検温)とラウンジの混雑状況可視化システムの導入した。
薄暗く閉鎖的な地下倉庫
竣工時からアパレル企業が一棟使用しており、地下は倉庫として使っていたので、薄暗く閉鎖的な空間であった。
高い天井も活用出来ておらず、そのままでは倉庫でしか賃貸出来ない状況だった。
地下でも採光と自然換気を可能とした明るいオフィス空間を実現
閉鎖的な空間を明るくして価値を向上させるためにドライエリア・ガラスサッシを新設。
そのために構造調査のうえで、外壁と1階床スラブを開口。構造計算により既存の柱や壁を構造補強。
約4mの天井高を生かした魅力的なオフィス空間はギャラリーでも利用可能で賃料収入が増えた。
同じ外観のビルが存在し、存在感が薄い
前テナントの特徴的なアーチ状のファサード。並びには同じ外観のビルが建っており、物件としては存在が薄い状況であった。
シェアオフィスとして特徴ある目立つような1階店舗ファサード・外観変更
既存サッシを解体して開口を梁下まで広げ、明るく機能的な店舗入口へ変更。
また外観は最小限の塗装ながらリノベーションホテルのような特徴ある雰囲気へ仕上げた。
Before > After
Outline
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名称
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PORTAL POINT HARAJUKU / ポータルポイント原宿
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用途
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事務所・店舗
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所在地
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〒151-0051
東京都渋谷区千駄ヶ谷3-51-10 -
交通
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東京メトロ副都心線「北参道駅」徒歩4分
JR山手線「原宿駅」徒歩7分 -
構造規模
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鉄骨鉄筋コンクリート造 地下1階地上8階建
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竣工年
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1985年4月
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リノベーション竣工年
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2020年8月
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クライアント
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清和総合建物株式会社
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貸主
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株式会社リアルゲイト
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ビジネスフォーム
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マスターリース
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運営延床面積
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3454.85㎡
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公式サイト