【代表岩本が語る 不動産再生のコツ】
宿泊施設からシェアオフィスへ アフターコロナの傾向を予測
Column
当社ではコロナ禍前より、宿泊施設をシェアオフィスへリノベーションする事例がありましたが、コロナ禍でその需要は更に拡大しました。
今回は、なぜその需要が拡大したのか?今後のリノベーション需要はどうなるのか?についてお話しします。
コロナ禍前、宿泊施設の改修実績は10年間で2棟でしたが、コロナ禍以降3年間で5棟の実績が加わりました。どのホテルも、客室が小さいビジネスホテル型かドミトリー型であり、築年数も平均30年と老朽化したホテルでした。本来であれば、ホテルとして大規模改修を行い、収益性を回復させるはずでしたが、そこにコロナが直撃し、ホテルとしての改修は諦めホテル以外への用途変更に活路を見出したと思われます。
ではアフターコロナでも、このようなリノベーション需要は続くのでしょうか?
宿泊需要は盛り返しますが、光熱費や人件費などの高騰は続き、その中で老朽化した低価格ホテルが今後も採算をとることは厳しいと思われます。また、低価格ホテルから高級ホテルに改修するのは、基本的な立地及び建物規模や有効天井高の問題、建築費の高騰などがあり、物理的に厳しい場合が大半です。
その点、ホテルからシェアオフィスへのリノベーションは、用途変更も不要で既存区画を活かすことができ、家具の設置が不要なことでホテルより建築費を抑えながらの改装が可能となります。比較的改修のハードルが低いので、立地次第では、オフィスへのリノベーション需要はこれからも一定数あると思われます。
アフターコロナで、一般的な大型オフィス需要は減退しつつありますが、個性的かつフレキシブルな働き方を実現できるシェアオフィスの需要は増えています。
多様化する働き方に合わせて、オフィスも個性や差別化が必要な時代となってきました。
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