【代表岩本が語る 不動産再生のコツ】
リノベ物件、リーシングと運営面でも差別化
ビルオーナーによるスタートアップ企業支援の仕組み

弊社が企画運営する31棟の物件の入居企業数は約1050社、入居者数は4500人にのぼります（2017年10月時点）。
1社あたりの平均社員数は約4.5人。その入居者の多くを占めるのは、スタートアップ企業やクリエイター。
欧米ではそういった企業へのサポート体制の充実が進む一方で、日本ではまだ整っていないのが現状です。そこで弊社では彼らがよりビジネスに邁進できるような環境づくりを目指し、ビル自体のリノベーションに加え、リーシングや運営面でも他と差別化を図っています。

 

１つ目はリーシングでの差別化です。

特にスタートアップ企業ではそうですが、近年より「らしさ」を表現できるオフィスを求める企業が多い傾向があります。しかし、自社独自のオフィス空間を創るとなると、日本の不動産業界のシステムでは、入居時の初期工事費のコストや退去時の原状回復の義務など制約が多く、状況変化の激しい彼らには厳しいのが実情です。

そこで弊社が提供しているサービスがオーダーメイドオフィスです。

各社のアイデンティティをオフィス空間で表現できるよう、あえて躯体現しのスケルトン状態で引き渡し、原状回復義務も免除。さらに、場所をただ貸すだけではなく、物件探しから設計施工までを一気通貫でサポートしオリジナルの空間づくりをお手伝いしています。

 

 

▼ 弊社物件｜THE WORKSでの導入事例

 

また、入居時の契約内容も利用者に合わせて作り変えます。3月にオープンした渋谷の新物件では、スタートアップ企業に向けた環境づくりに徹底して取り組みました。開業間もない企業でも、規模や目的に合わせて自社の看板を掲げられるよう、入居時の保証金と事務手数料を無料にし、入居審査基準緩和、さらに短期間での契約が可能なサポートプログラムを導入。伝統的な不動産業界の方法に捉われず、立地や広さ、内装、契約の内容などそれぞれのニーズに柔軟に寄り添った体制を整える必要があります。

 

２つ目のポイントは運営面での取り組みです。日々の迅速な問い合わせ対応はもちろん、直接利用者の声を聞くことで現場のニーズを素早く汲み取り反映できるような体制をとっています。例えば入居者サポートとして、ゴールドジムの利用チケットやオーガニックスナックを低価格で提供。また、交流会も適度に開催することで、同じステージに立つ企業同士が繋がりを持てる場を提供します。会議室やイベントスペースも併設し、ビジネスに最適な環境を整えています。福利厚生を整える事が難しいスタートアップ企業や中小企業にとっては嬉しいサポートのようで好評です。

 

中小古ビルの老朽化・高齢化が更に進むこれからのビルリノベーションにおいて、単にビル自体をバリューアップさせるだけでは意味がありません。デザインや機能性も加味したリノベーションを前提に、どういう人が入居し、彼らが何を必要としているのかを汲み取り、付加価値として提供していくことで他と差別化していかなければなりません。弊社では、今後も入居する企業と空室やビル経営に悩むオーナーの両者の思いに寄り添ったモノづくり・コトづくりで不動産リブランディングを行っていきます。

 

築古中小規模ビルの有効利活用に関するご相談を承っております。お気軽にご連絡ください。
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